今回は、Visual Studio Advent Calendar 2014 - Qiita9日目のエントリーです。
以前、Visual Studio 2013で開発する前に準備しておきたい17のこと(2/3) - BEACHSIDE BLOGでさらっと紹介したProductivity Power Tools 2013の機能紹介をします。
> Introduction
Productivity Power Tools 2013とは...
Visual Studioの拡張機能のひとつで、Nugetから取得できるものです。
作成者はMicrosoftで、無料で使える拡張機能ですが、Visual StudioのバージョンがProfessional以上という制約はあります。
EXPRESS版では導入できないのですが、今はVisual Studio Communityがあるので、誰でも導入できるものになったと思っています。
(Visual Studio Communityに導入できるか試していないですが・・・・汗)
今更ではあるのですが、2013で追加された機能を中心にさらりとまとめておきます。
> Overview
3回に分けて紹介します。概要はこんな感じ。
↓今回
【Visual Studio2013拡張】Productivity Power Tools 2013の機能まとめ(1/3)
1. Peek Help
2. Solution Explorer Errors
3. Structure Visualizer
4. Double click to maximize windows
5. Timestamp margin
6. Quick tasks – Edit Present On
【Visual Studio2013拡張】Productivity Power Tools 2013の機能まとめ(2/3)
7. Ctrl + Click to Peek Definition
7. Ctrl + Click to Peek Definition
8. HTML Copy improvements
9. Recently Closed Documents
10.Match Margin
11.Power Commands context menu cleanup
12.Syntactic Line Compression
【Visual Studio2013拡張】Productivity Power Tools 2013の機能まとめ(3/3)
その他諸々・・・
> Contents
1.Peek Help
MSDNのヘルプを見るとき、デフォルトの機能では、エディター内のコードにカーソルを置いて[F1]キーを押すことで、ブラウザでMSDNが表示されますね。
ブラウザを開くほどでも無いときに、エディターにインラインでヘルプが表示されるPeek Helpを使うと良いです。操作は、コードにカーソルを置いて[ALT]+[F1]を押す。
2.Solution Explorer Errors
コンパイルのエラーや警告は、エラー一覧ウインドウに表示されますがちょっと見難いという方には必見。
ソリューションエクスプローラーに赤の波線が表示され、エラーの箇所がソリューションエクスプローラーで可視化できます。
また、エラーが発生しているクラスにカーソルをホバーするとエラー一覧ウインドウで表示される内容を表示してくれます。
ソリューションエクスプローラーのフィルター機能でエラーのみをフィルタリングすることもできます。
フィルタリングすると...
エラーが発生しているファイルのみを表示します。
この設定は、オプションウインドウ(メニューバーの[ツール] > [オプション]で開く)の[Productivity Power Tools] > [Solution Error Visualizer]から表示の設定ができます。
3.Structure Visualizer
クラスとか構文のブロック等、コードのスコープを見やすく(...?)してくれます。スコープを線で表示してくれるというか・・・うまく言葉で表現できませんが、下図の通りです。
ブロックの先頭がエディタの表示外のときにStructure Visualizerの線にカーソルをあてると、ツールチップを表示してくれます(下図の赤枠)。
スクロールバーにもスコープを表示してくれます。
使い始めた時はかなりウザく感じましたが、慣れると使いやすいかなと思います。
「こんなのいらん」派の方は、オプションウインドウで、非表示の設定もできます。
4.Double click to maximize windows
ドッキングウインドウのタブをダブルクリックすると、ウインドウが最大化します。
最大化したウインドの上部をダブルクリックすると、小さくなります。
普段、大きなディスプレイで操作しているときはほぼ使わないですが、ディスプレイの小さいモバイルPCなどで操作している時は、役にたちますね。
5.Timestamp margin
デバッグモードでデバッグする際に、出力ウインドウにタイムスタンプを表示してくれます。
デフォルトでは、「分:秒.ミリ秒」で表示されますが、これもオプションウインドウの[Productivity Power Tools] > [Other Extensions]内で、Timestampの非表示や、時間やミリ秒の表示・非表示が設定できます。
6.Quick tasks – Edit Present On
プロジェクターに接続してプレゼンテーションをしているときなど、Visual Studioのフォントの変更とかに使える機能です。
プレゼンテーション用のフォントをクイック起動「PresentEdit」と入力しして、[PresentEdit]を選択すると、XMLファイルが表示されます(下図ではPresentまでしか入力してませんが)。
プレゼンテーション用のフォントサイズを設定できます。設定は、ファイルの保存で反映されます。
いざ、このXMLで設定したフォントサイズを利用するときは、クイック起動で「PresentOn」を入力すればフォントが切り替わります。
ON!。
元に戻すときは、クイック起動で「PresentOff」を入力して、Taskの[PresentOff]を選択すれば戻ります。
今回はここまで。
【Visual Studio2013拡張】Productivity Power Tools 2013の機能まとめ(2/3) - BEACHSIDE BLOG
へ続きます。